中国の人肉検索について

日本でも最近話題になってると思うが、中国ではしばしば『人肉検索』が盛り上がることがある

じゃあ、これは一体なんなのでしょうか、ここではわかりやすく説明しよう

普通の検索エンジン、例えばグーグルやヤフーの場合、特定なキーワードを入力し、そのキーワードに関連するページ、イメージ、ニュース等の情報を検索エンジンが探し出してくれる、これが一番普通な検索エンジンの仕組み

また、最近ではイメージをアップロードし、そのイメージについて分析し、それに似てるイメージを探し出してくれる検索エンジンもある、だがこれはまだ普及していないどころが、聞いたことすらない人も少なくないだろう

まあ、いずれに白、い上の方法ではどうしても越えられない壁がある：自分でも特定できない情報なら、キーワードやらなんやらもわからず、結局検索のしようがないこと（後者では似たような画像を探し出すことはできるが、その画像についての情報は探しだすことはできない）

そこで、人肉検索が出てきたのだ、仕組みは簡単：自分の欲しい情報についてのなんでもいいから持ってる情報を特定なサイトにアップし、そしてそこにネットユーザたちが探しだすのを手伝ってくれ、いかなる情報まで探し出してくれる

とはいえ、実は名前とは違って、『人肉検索』はグーグルやヤフーなどと言った検索エンジンがない、どっちかというとただのBBSなどのところに情報をアップし、そのBBSのユーザ達が探してるわけ、これでわかるだろう、別に人肉検索ってのは、不思議も何もない、日本でも良く使われる『ヤフー知恵袋』とは本質的に全く同じなのだ：自分の問題をネットで聞いて、そしてサイト自体や機械ではなく、実在の人、つまりネットユーザが答えてくれること

そして、中国で人肉検索という言葉は、これだけで十分だったはずだけど、この言葉を用いるのは大体の場合、ネットでとある人物を特定し、その人のいかなる個人情報まで探し出す場合である

もちろん、これは立派なプライバシー侵害であるが、なんで中国では盛り上がるんだろう？
理由のひとつはたぶん、民官対立にあると思う、政府は国民のために働くべきだったのに、最近は賄賂なりなんなりの問題が激しくなり、対立感情がますます増えて行き、チャンスあれば復習したいと思ってるひとが多いだろう、その証拠としては人肉検索された人は官吏がかなりの割合が占められてること

また理由そのには、自分が正義だと思ったり、自分の正義、道徳観などを守りたいと思ったり、けどどうすればいいかわからず、どうやら人肉検索ってまるで自分が英雄みたいになれる気分でやっちゃったにある、こんな事件も少なくない、一昨年の四川大地震の時、とあるネットゲームが哀悼のためサービス中止にして、そこでそのゲームにはまってる中学生（日本語で言えばおそらく中二病に当てはまってもいい感じかな）が地震の被害者を罵倒し、『お前らのせいであたしはゲームをプレイできないんだよ、死にたいのはおまえらの自由だけど迷惑かけんな』などと言ったことがある。しかし彼女はネットの世界を甘く見すぎた、彼女は自分が被害者を罵倒する映像までネットにアップした、そしてその映像で彼女を特定し、名前、生年月日、住所、学校など、彼女の殆ど全ての個人情報が晒された、もちろんその理由は彼女はいくらゲームプレイしたくても被害者のせいにしちゃダメとかと思う人が多いとこ。ただもちろん、前にも言ったように、これは立派なプライバシー侵害であり、未成年の当事者にとってもかなりのショックを受けた

ただし、結論からすると、前にも言ったとおり、人肉検索とはヤフー知恵袋のようなものと本質的になにも変わらないので、よくも悪くも利用者自分の使い方次第、だからわからないことや聞きたいことがあったら、プライバシー侵害のような法律に反していない限り、どんどん使ってよいと思う

因みに、自分は今日以下のCGをTwitterにアップし、元のゲームはなんですかを聞いた、素晴らしいことにすぐ答えてくれる人がいた、これは一応人肉検索の成功例であろう

Twitterでの人肉検索のおかげで、これはPCゲーム『幼なじみと甘～くエッチに過ごす方法』のCGだとわかっちゃいました（一応Twitterもこのブログも全年齢向けなので、肝心なところはお消ししました）

Author: 星野恵瑠

Mac user, Niji-Ota, Chinese, Now working in Japan at MAGES. Inc., Future's aim is that one day my name can be listed in Wikipedia View all posts by 星野恵瑠